2015全米オープン|松山英樹の課題と評価
全米オープン、アメリカの21歳ジョーダン・スピースが優勝しましたね。
しかも、マスターズに続いて、メジャー2連勝ですと。
成績は、通算5アンダー、トータル275です。
注目の松山英樹は、3オーバーの18位でした。。。残念。。。
でも、松山選手の課題も見えてきて、メジャー級ライバルとの差を
感じる大会でもありました。
●松山選手の課題
これは、本人も認めてるようにパッティングの差が歴然としています。
ショットに関しては、外国人選手とひけを取らないレベルです。
しかし、ティーショットもパットも同じ1打は1打。
最終日も、2番ホールで約2メートルのバーディパットを外しましたし、
3番ショートでも約50センチのパーを外しています。
極め付けは、6番で4パットのダボ。。。
確かにメジャーのグリーンの難易度はナンパないと思いますが、
上位選手との差を示したデータがあります。
●上位選手とのデータ比較
スピース(優勝)・・・平均飛距離296.4ヤード(59位)
パーオン率76%(5位)
72ホールのパット数126(15位)
スコット(4位)・・・平均飛距離336.9ヤード(1位)
パーオン率76%(5位)
72ホールのパット数126(15位)
マキロイ(9位)・・・平均飛距離310.0ヤード(36位)
パーオン率74%(17位)
72ホールのパット数126(15位)
松 山(18位)・・・平均飛距離314.3ヤード(23位)
パーオン率75%(10位)
72ホールのパット数133(60位)
●日本人選手は、今後メジャー制覇できるのか?
とにかく、今日本人選手の中では松山選手しかいないと思います。
先程のデータで分かるように、フィジカル面では欧米人選手に
負けないくらいのレベルに達してきました。
メンタル面では、まだタフさに欠けるところがあります。
ただし、経験を積めばメンタルは鍛えることは可能です。
しかし、技術面はただ闇雲に鍛えれば良いというものではありません。
世界レベルのトップゴルファーとこれほどパッティングの差が付くというのは
パッティング技術において根本的な差があるのかも知れません。
うまく言えないんですけど、勿論絶対的な練習量は必要ですが、
パッティング技術そのものの研究が必要に感じてしまうんです。
でも、他の日本人選手が予選落ちしている中、メジャーで予選落ちせず
堂々と戦っている松山選手はやっぱりスゴイ、の一言です。